メイン素材はコンクリート
コンクリート素材を使った建築家、安藤忠雄氏が制作した「住吉の長屋」は1976年、日本建築学会金賞を受賞し、コンクリート住宅の幕開けとなりました。
接着剤であり建築資材でもあるコンクリートは、人間がつくり出した最高の素材であると考えます。しかしながら、全国至る所で使用されている割にはコンクリートという素材の持つ魅力を生かしきれていないように思います。コンクリートは和・洋どちらにも合い、植物との相性も良い素材です。これを十二分に生かし、いずれ壊されるであろう部分に効果的に用います。何千年何万年をかけてつくられた天然の石材は、リサイクルが可能な状態で使用したいと思います。
鳥や虫の視点で見た庭園構造
鳥の視点では10年後に森になり、虫の視点では豊かな生命力があり、人間はそれら花や鳥や蝶を見て心を癒す庭をつくります。構造的には自然界をお手本にした坪庭をベースにして、従来の竹垣や洋風フェンス、レンガをコンクリートで代替します。コンクリートという人工的な素材が自然の力で変化をしていく様が楽しめます。また、できるだけメンテナンスを必要としない自然のままの美を楽しめる庭を旨とします。 |